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唾液は虫歯を防ぐ!?唾液の働きとは?
こんにちは。西宮市役所からすぐの歯科医院「西宮アクア歯科クリニック」です。
6月に入り、雨やジメジメの天候が気になりますね。
洗濯物がなかなか乾かない、髪の毛が湿気でごわつく…など季節特有のお悩みもありますが、梅雨の時期も元気を出して爽やかに過ごしたいものです♬
さて、皆さんは唾液の具体的な働きをご存じですか?
唾液にはたくさんの働きがあります。お口の中に食べ物を入れた際には味覚を感じ、食べ物を噛み砕くことによって飲み込むことができるようになります。
発音する際の舌や唇の動きは、唾液の湿潤作用によって円滑に行うことが可能です。
ちなみに、唾液の分泌量は成人で1日1~1.5リットル分泌されると言われています。これは、年齢や性別、精神的なストレス、疲労状態などによって変化するので注意が必要です。
そして、唾液の分泌量は時間によっても変化します。食事中は増えるのですが、就寝中は減少してしまいます。
そんな唾液は、細菌が入ってくるのを防ぐ殺菌・抗菌作用を持っています。
それは、唾液に含まれているリゾチームやラクトフェリンといった成分が抗菌作用を持っているためです。
これによって、お口を通して細菌が体内へと侵入するのを防いでくれるのです!
また、唾液は虫歯を防ぐ働きも持っています。
虫歯になると自然に治ることはありませんが、虫歯になる一歩手前の状態があります。このとき、歯の表面は過度に白くなっています。
唾液の中には、リン酸やカルシウムなどさまざまな無機物成分が含まれています。
こういった成分が、虫歯の一歩前段階である歯の表面が白くなった状態のとき、元の状態に戻そうとしてくれる作用を発揮するのです!
これは、唾液の再石灰化作用と言って、虫歯を防ぐ働きをしています♬
唾液はこのように重要な働きを持っているのですが、加齢により減少してしまうので対策が必要です。
体内の水分は唾液と関連しているので、体内の水分が減少すると、それに伴って唾液も減少します。喉が渇いたときは、水分不足のサインです。水分をこまめに摂取し、お口の乾燥を防ぐことが大切です!
これからどんどん暑くなってくるので、汗をかきやすくなります。
喉が渇く前にこまめに水分を摂取し、唾液を増やしつつ、熱中症も防ぐことが重要ですよ♬
唾液を増やすためには、食事の際にしっかり噛むことも大切です。ゆっくりと回数を重ねて食べ物を噛み、唾液の分泌を促しましょう。