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マウスピース矯正について

こんにちは、西宮アクア歯科クリニックです。
8月の後半は激しいスコールのような雨が毎日のように降りました。
九州地方でも災害レベルの大雨が連日続いております。
暑いのに湿気も高く、ジメジメした毎日が続いておりますが8月も今日が最終日となりました。
朝晩は雨が降ったこともあり涼しくも感じ、9月になると季節の移り変わりがより進みそうな気がします。

さて、先日の日曜日そして火曜日の診療終わりにセミナーに参加してまいりました。
いずれもマウスピース矯正、アライナー矯正についてのセミナーです。

マウスピース矯正とはデジタル上で規格化されたアライナーと呼ばれるマウスピースを毎日装着し少しづつ歯を動かす矯正治療です。

マウスピース矯正のメリットは2つあると思います。
1つは、ブラケット矯正のように歯列矯正のための装置が目立つことがないため、周囲の人々に知られずに歯並びを矯正できることです。
もう1つは、マウスピースの脱着ができるため、ブラケット矯正に比べ歯みがきがしやすいことが挙げられます。

一方、マウスピース矯正には、ブラケット矯正に比べ、次のような弱点も指摘されています。
1つには、歯並びを大きく矯正する必要がある場合には向いているとはいえず、ブラケット矯正のほうが有利だということです。
もう1つは、取り外しが自由にできるため、使わなければもとの歯並びに戻ってしまい、治療により時間がかかることもあります。


歯列矯正を行う歯科医師の学会である公益社団法人日本矯正歯科学会では、
マウスピース矯正(アライナー型矯正装置)に関する治療指針を一般に公開し、次のように言及しています。

1.マウスピース矯正に対する社会の期待は大きいものの、すべての症例を治せるとは考えにくい。
2.使用の適否の判断や不測の事態への対処、治療結果は、治療を行う歯科医師の責任となる。
3.このため、マウスピース矯正を行う歯科医師は、矯正診療に関する専門的教育を修めた上で、高度な診断能力、治療技能、経験を有していることが不可欠である。

そのためマウスピース矯正で治せるかどうかの診断と、患者様自身のモチベーションが非常に大切だと思います。
世界でナンバー1のシェア インビザラインは2006年に日本に導入されました。

導入当初は、矯正専門医の先生から予後や治療結果について疑問符をつける先生のご意見も耳にすることがありました。

しかし、その後多数の症例数と研究によって、日進月歩改良が進んでいる状態で現在もなお進行形で新しい情報がドンドンアップデートされています。
診療終わりに参加したオルソクラブ神戸は、世界2のシェア クリアコレクトを使用したマウスピース矯正の勉強会です。


一言でマウスピース矯正といってもたくさんの種類とメーカーが存在します。
それぞれの特徴をしっかり把握し、患者様毎に最適なプランをご提案できるようこれからも新しい情報をしっかり取り入れたいと思います。
今日本では矯正治療の中でマウスピース矯正のシェアは15%と言われています。

ここ数年でものすごい勢いで増えています。デジタル化そしてその精度の向上により今後さらにシェアは拡大するかもしれません。
メリットも多い治療法だと思いますが、「温故知新」 従来の矯正治療の理解もより深めていきたいと思います。

明日から9月です。
ジメジメした日が続いておりますが、朝ごはんをしっかりたべて元気に毎日過ごしたいと思います。

西宮アクア歯科クリニック
0798-23-3003
兵庫県西宮市六湛寺町9−6早川ビル1F