Information - ニュース・ブログ

Information ニュース・ブログ

プレオルソアドバンスコースを受講して参りました

こんにちは、西宮アクア歯科クリニックです。
先週の関西で起きた地震から約1週間が経とうとしていますが今も大阪、京都では
268名の方が避難所生活を余儀なくされているとのことです。
今もまだ余震が続く日々です。
1日も早く皆様の生活が平穏な日常に戻れることを心よりお祈り申し上げます。
幼い頃に阪神淡路大震災を経験した身として、私も日頃から地震対策を怠らないように気をつけたいと思います。

先週の日曜日に大阪で行われたプレオルソアドバンスコース実習編に参加して参りました。
プレオルソはマウスピース型矯正装置を用いて口腔周囲の筋肉機能訓練を行いながら

「歯並び」「かみ合わせ」だけでなく、「正しい舌の使い方」「口呼吸→鼻呼吸」などの機能的な治療を行い子供を健康に導くことを目的とした小児矯正治療法です。

特に私がプレオルソについてオススメするのは、この機能的な治療法です。
小児の場合、これから顎顔面領域も成長するわけですがその成長はもともと「遺伝」で決まっているのでしょうか?

一言で片付けてしまうのではなく、
今からの成長過程に少しのサポートをしてあげることで
大人になってから健康な永久歯を抜歯しなくてはいけない矯正を避けることができるのであれば
それはとても有益な治療法だと感じました。

また矯正という観点だけでなく、口呼吸→鼻呼吸への促しも非常に大切です。
もともと鼻と口では組織学的に全く異なります。
簡単に言えば、鼻にはフィルター性能があり口にはその性能がありません。

空気中には、有害な物質がたくさん浮遊しています。
フィルター性能がない口で呼吸することが習慣づいてしまうと、、、
それが体にとって良いことではないことはお分りいただけるかと思います。

一部のお子様はアレルギー性鼻炎や鼻茸のようなポリープで鼻呼吸が難しいケースもあるかと思いますが、大半は「鼻で息することに慣れていない」状態とのことです。

口が常にポカンと開いてしまっている状態では将来の口元の成長にも影響を及ぼします。
プレオルソで全ての歯並びが綺麗になるとは考えていませんが、その選択肢が非常に有効なケースも多々あります。
しかし、プレオルソは細かな歯の矯正には単独使用だと向いていません。

そのようなケースで2×4「ツーバイフォー」やポーター拡大装置などを併用してさらに効率を高めます。

今回はその実習編ということで、理論から実際の治療法についてまで大塚先生に教えていただきました。
今後もさらにプレオルソへの理解を深めていきたいと思っています。

余談にはなりますが、当院の公式youtubeチャンネルをご存知でしょうか?
主に当院スタッフが、考えて制作してくれています。
今回の動画は「正しい歯磨きの仕方について」です。
日頃何気なくしている歯磨きですが、誰かに教えてもらうことは学校でもなかなかないのでは?と思います。
毎日の歯磨きは、最も重要な予防法で歯医者に通うことより重要かもしれません。
その基本的なポイントについてまとめた動画を新しくアップ致しました。


今後は、お子様の歯磨き、歯周病予防に特化した歯磨きなど細かいポイントについてもアップしていきますのでお楽しみに!

また定期的に動画を更新して参りますので、良ろしければ当院チャンネル登録もよろしくお願いいたします。


もうすぐ7月ですね。
今週に入り梅雨が明けたのかと思うほど暑い日差しで、気温も30度をこすような毎日です。
こまめな水分補給と体調管理には十分にお気をつけください。