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クリスファレル先生のご講演を聴講して参りました(お子様の健康と歯の矯正)

こんにちは、西宮アクア歯科クリニックです。
先日は品川で行われたクリスファレル先生のご講演を聴講するために東京に行ってきました。

クリスファレル先生は、MRC矯正(お子様の成長に伴った歯の矯正)の生みの親であり、今回実際に話を直接聞ける年に1度の貴重な機会に参加できました。

日本ではMFT(筋機能矯正)とも言われ、簡単に言うとお子様の発育に伴い補助装置を使って正しい筋肉運動を生み出すことから、綺麗な歯並びが誘導されるシステムです。

正しい運動とは、

①鼻呼吸 唇を閉じる
②正しい舌の位置
③正しい嚥下(飲み込み)

の大きく3つがあります。

鼻呼吸をすることは、お子様の健康にも繋がります。
鼻の中には空気中の細菌を取り除くフィルターが存在しますが、口の中にはそれはありません。
結果、多くの細菌等を取り込むことでアレルギー症状が発生しやすくなります。 


今回の講演で印象に残ったのはこの装置は歯を並べる為の装置ではなく、お子様の健康増進の為の鼻呼吸確立の為の装置であり、その副産物として歯並びもきれいにすることができるという事です。

人が生きるために最も大事なことは呼吸です。
呼吸をするために、人は自然に適応する力を持っています。

しかしその適応する力が悪い方向に働くと、口で呼吸し、扁桃腺が肥大し気道の確保をするために姿勢が悪くなり、夜の睡眠時も十分な睡眠が取れずお子様でも目の下にクマができてしまうこともしばしば見受けられます。

いびきをかいてしまうお子様もいます。
まずはしっかり自分の鼻で呼吸すること。
それを体に覚えさせる装置がこのMRC矯正装置です。

お口の周囲はたくさんの筋肉で形成されています。
その筋肉の緊張でかかる力の中間点に歯は並びます。

歯並びが悪いことは遺伝でもなく、その周囲の筋肉運動の中でどこかが過緊張の状態であったり、悪習癖と呼ばれる指しゃぶりや頬杖などの外的な力がかかり続けることで起こります。

私がこの分野に力を入れたいと常に考えているのは、お子様の段階で早めに取り組むことで大人になって抜歯を伴うような矯正治療を未然に防げるケースが多数存在するからです。

自分の歯は残せるなら1本でも多く残せることに越したことはありません。
治療費も大人の矯正に比べてかなり安価になります。

「未病を予防する」ことが大切です。

またクリスファレル先生がおっしゃっていたのは、evaluation=評価 です。
なぜいまこのような歯並びや顔貌になってしまったのか、レントゲン等で見える骨や歯などの硬い組織だけではなく筋肉や舌の動きも診断する必要があります。

お子様の歯並びで気になっていることがあればご相談は無料で受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。
季節はすっかり秋ですね。

寒暖差が大きく、体調を崩しやすい季節ですのでお気をつけください。

病院の近くでもこんな雲が見られる季節です。

あったかいおでんやお鍋を食べたくなってきました。