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夏の唾液と水分補給

こんにちは、西宮アクア歯科クリニックです。

今回は、夏の唾液分泌量と水分補給の関係についてご紹介します。汗ばむ日が増えてきましたが、暑さ対策はできていますか?夏といえば熱中症対策のための水分補給も大切ですが、お口の中の環境を整えるためにも水分補給は非常に重要です。

●夏は唾液分泌量が減る?

唾液は成人の方で1日平均0.5~1.5リットルほど分泌されるといわれています。唾液にはさまざまな働きがありますが、口の中を潤すだけでなく消化を助ける、汚れを洗い流す、歯の表面の再石灰化を促すなど歯の健康を保つための役割も果たしているのです。夏は暑さから発汗量が増えますが、それにより身体全体の水分量も減ることになります。つまり、唾液の分泌量も減ってしまうということです。唾液の分泌量が減ると口の中に渇きを感じるほか、細菌やウイルスが繁殖しやすくなるなどむし歯や歯周病のリスクも高くなります。

●唾液分泌量を保つためにも水分補給を

十分に水分補給ができていないと、口の中にネバつきを感じるようになります。これは唾液の分泌量が減っているサインです。できるだけこのサインを感じとる前に水分補給ができることが理想です。1時間半~2時間おきには水分をとるようにし、喉が渇く前に水分補給ができるよう心がけましょう。

●水分補給では何を飲めばよい?

積極的な水分補給は大切ですが、何を飲んでも良いというわけではありません。例えば、コーヒーやジュースなどはあまりおすすめできません。コーヒーに含まれるカフェインは利尿作用があることからかえって体内の水分量が減ってしまう可能性もありますし、ジュース類は糖分を多く含むことからむし歯になりやすくなります。水分補給源にはミネラルも補給できる麦茶がおすすめです。ミネラルは身体のはたらきを正常に保つために重要な役割を果たす栄養素で、熱中症対策にも有効です。

●まとめ

今回は、夏の唾液分泌量と水分補給の関係についてご紹介しました。唾液の分泌と働きを維持するためにも積極的な水分補給を心がけ、お口の中と全身の健康を保ちましょう。

お口の中のお悩みがある方は、お気軽に当院までご相談ください。