こんにちは、西宮アクア歯科クリニックです。

今回は、インビザラインの治療後に一定期間装着する「リテーナー」についてご紹介します。インビザラインはマウスピースを装着して歯並びや嚙み合わせを整えていく矯正治療方法ですが、歯が綺麗に並んだ時点で治療が完了するわけではありません。その後は歯を正しい位置に定着させる「保定期間」が必要です。

●保定期間とは

矯正治療で一通り歯が動いて綺麗に並んだ後は、「保定期間」に移行します。この保定期間をないがしろにしてしまうと、歯が再びもとの歯並びや噛み合わせに戻ろうとする「後戻り」が起こってしまうのです。歯が正しい位置を覚えて定着するには、歯を動かすのにかかった時間と同程度の期間が必要です。保定期間は、「リテーナー」とよばれる装置をつけて過ごしていただきます。例えば、歯を動かすのに1年半かかった場合は、保定期間は1年半程度ということになります。

●リテーナーとはどのような装置？

リテーナーにはいくつかのタイプがありますが、インビザラインの場合は「マウスピースタイプ」をおすすめすることがほとんどです。マウスピースタイプはインビザラインの治療で使用したマウスピースに類似したもので、透明で目立ちにくく、ご自身で簡単に着脱ができます。

●リテーナーの装着時間

インビザラインのマウスピースは1日20～22時間装着していただきましたが、リテーナーについても同様です。食事をするときと歯磨きをするとき以外の時間、つまり1日20時間以上はリテーナーをつけていただく必要があります。リテーナーの装着時間が不足してしまうと後戻りのリスクが高くなるため、装着時間は必ず守るよう心がけましょう。またマウスピースと同様にリテーナーも常に清潔な状態を保つことが大切です。着脱の度に水で洗うようにし、定期的に専用の洗浄剤も使うようにしましょう。

●まとめ

今回は、インビザライン治療後の保定期間に用いるリテーナーについてご紹介しました。矯正治療で改善された歯並びや噛み合わせをその後も維持できるよう、保定期間はリテーナーの装着時間を守りましょう。

インビザラインでの歯列矯正にご興味のある方は、お気軽に当院までご相談ください。