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唾液がもつ6つのはたらき

こんにちは、西宮アクア歯科クリニックです。

今回は、唾液の働きについてご紹介します。唾液は1日で0.5~1.5リットルも分泌されており、口の中には常に2~3mlが存在しているといわれています。日頃の生活の中で唾液を意識する場面は少ないかもしれませんが、私たちの知らないところで唾液は何役もの役割をこなしているのです。どのような働きがあるのかみていきましょう。

●味を感じやすくする(味覚発現作用)

食べ物に含まれる味物質が唾液の中に溶け込むことで、舌にある味蕾で味を感じやすくする働きがあります。

●食べ物の消化を助ける(消化作用)

唾液にはアミラーゼとよばれる酵素が含まれています。この酵素が食べ物に含まれるでんぷんをブドウ糖に分解し、胃に負担をかけることなく消化できるように助けてくれます。

●お口の中を清潔に保つ(自浄作用)

口の中の細菌や食べかすなどを洗い流す働きがあります。この自浄作用はむし歯や歯周病の予防にも繋がります。

●お口の中の潤いを保つ(湿潤作用)

唾液に含まれる水分と、ムチンとよばれるタンパク質によってお口の中の潤いを保ち、お口の中の粘膜を保護する働きがあります。また、お口の中の潤いが保たれていることによって食べ物を飲み込みやすくしたり、発生を滑らかにします。

●様々な感染から守る(抗菌作用)

唾液に含まれるリゾチームなどの成分が、お口の中に侵入した細菌の活動や繁殖を抑えます。体内への細菌の侵入を防ぐことで、全身の健康も保たれます。

●歯の再石灰化を助ける(緩衝作用)

歯の表面のエナメル質は、常に脱灰と再石灰化を繰り返しています。唾液に含まれるハイドロキシアパタイトとよばれる成分が酸により溶け始めた歯を修復し、むし歯を予防する働きがあります。

●まとめ

今回は、唾液の働きについてご紹介しました。様々な働きをもつ唾液ですが、量が減ってしまうとその作用を十分に発揮することができません。唾液の分泌を維持するためには、お口の中の健康を保つとともに、唾液の分泌を促すような刺激や積極的な水分補給を心がけましょう。

お口の中のお悩みがある方は、お気軽に当院までご相談ください。