こんにちは、西宮アクア歯科クリニックです。

子どものうちに矯正治療をしておくことは、歯並びを整えるだけでなく生涯にわたりお口の健康を守ることにも繋がります。

今回は、子どもの矯正治療で使う装置についてご紹介します。

●子どもの矯正治療「1期治療」とは

乳歯と永久歯が混在している6歳～10歳ごろに行う矯正治療を「1期治療」といいます。この時期の矯正治療は、顎の骨の成長発育を良い方向に誘導しながら進めていくため、歯を抜かずに矯正治療を終えられる可能性を高めることができます。当院では、マウスピース型の装置を使用する「プレオルソ」や小児ブラケット矯正を行っています。通常、永久歯が全て生えそろった後には仕上げの「2期治療」を行いますが、稀に1期治療のみで治療が終了するケースもあります。2期治療では、ブラケット矯正のほか透明なマウスピースをつける「アソアライナー」を当院では取り扱っております。

●プレオルソの特徴

プレオルソは取り外しのできる矯正装置です。違和感や痛みを最小限に抑えることができるので、小さなお子さまでも取り組みやすい治療かと思います。

装置をつける時間は日中の1時間と就寝時のみです。したがって、学校にいる間は外していただいても問題ないため、学校生活に影響が出るようなこともありません。取り外した装置は洗浄して常に清潔に保つことができますし、歯磨きもいつも通りで問題ないので装置に汚れがたまりむし歯になるリスクも抑えることができます。

さらに、プレオルソは他の矯正治療に比べると費用を抑えることができますので、費用がネックになって矯正治療に踏み出せなかった方も是非一度カウンセリングにお越しください。

●ワイヤー矯正の特徴

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を直接貼り付け、そこにワイヤーを通して歯に力をかける方法です。矯正治療と聞いて多くの方がイメージなさるのがこのワイヤー矯正の装置ではないでしょうか。ワイヤー矯正は対応できる症例が非常に幅広いことが大きな特徴です。歯1本1本を精密にコントロールできるので、歯を細かく動かすことができます。

また、ご自身で装置を取り外しすることはできないので、装着時間を管理する必要もありません。歯と装置の隙間などに汚れが溜まりやすいため、歯磨きはこれまで以上に丁寧に行っていただくことが大切です。

●アソアライナーの特徴

アソアライナーは、マウスピース矯正のブランドの1つです。日本のアソインターナショナルが提供するマウスピース矯正で、2010年から発売されています。他のマウスピース矯正と同様に、透明なプラスチック製のマウスピースを一定時間装着することで歯を動かしていく矯正治療方法で、装置が目立ちにくいことが最大の特徴です。

アソアライナーで使用するマウスピースは日本国内で製造され、治療の進行に合わせて3種類の硬さのマウスピースを使い分けていきます。定期的に歯の型どりをする必要はありますが、そのときの治療状況に合わせたマウスピースを作製することができるのです。軽度～中度の不正咬合の治療に対応しているため、治療に必要なマウスピースの枚数が比較的少なく、その分費用も抑えることができます。

●まとめ

今回は子どもの矯正治療で使う装置についてご紹介しました。成長期に矯正治療を行うことは、歯並びや噛み合わせを整えるだけでなく生涯にわたってお口と歯を守ることに繋がります。矯正治療にご興味のある方は、お気軽に当院までご相談ください。