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子どものうちに矯正治療をするメリット
こんにちは、西宮アクア歯科クリニックです。
夏休みに入り、お子さまの矯正治療をご検討なさっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、子どものうちに矯正治療をするメリットについてご紹介します。
●口呼吸を改善して鼻呼吸を促す
お子さまにとても多いのが、口呼吸です。単なる癖ではなく、歯並びや口周りの筋肉など様々な要因が重なって起こることが多くみられます。免疫力が低下して風邪をひきやすくなる、鼻炎や花粉症などのアレルギー体質になりやすくなる、不正咬合の原因となるなど、様々な影響をもたらす可能性があるため、できるだけ早い段階で鼻呼吸ができるように改善することが必要です。子ども矯正治療で使用するマウスピース型の装置は、口周りの筋肉と舌を鍛えることで正しい歯列へ導くものです。
●悪い癖や習慣を改善する
口呼吸以外にも、指しゃぶりや頬杖、爪を噛むなどの癖は歯並びに影響を及ぼす可能性があります。それらの癖の原因を探るとともに、その原因を取り除けるようにすることもお子さまの健やかな成長を促すために大切なことです。
●むし歯や歯肉炎を予防する
乳歯はいずれ永久歯に生え変わりますが、大きなむし歯で欠けたり早期に抜け落ちてしまうようなことがあると、永久歯の歯並びに影響を及ぼす可能性があります。また、歯並びそのものに凹凸があると歯ブラシの毛先が届かずにうまく磨けず、プラークがたまることでむし歯や歯肉炎の原因にもなります。お子さまが生涯にわたってむし歯や歯肉炎を予防しお口の健康を守るためにも、子どものうちに矯正治療をして歯磨きをしやすい環境を整えることが大切です。
●顎の骨の成長を促しながら治療ができる
大人の矯正治療と子どもの矯正治療で大きく異なる点は、顎の骨の成長を促しながら治療ができるかどうか、という点です。子どもは成長期にあるので、顎の骨を広げて歯が並ぶスペースを確保しながら治療を進めていくことができます。上と下それぞれの顎の成長バランスがよくないと、出っ歯や受け口などの不正咬合の原因に繋がるため、顎の骨の成長をコントロールできることには大きな意味があります。
●抜歯をせずに治療を終えられることもある
矯正治療をするとなると必ず抜歯をする、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、子どものうちに矯正治療を行えば、顎の骨を広げて永久歯が並ぶスペースを確保しながら治療を進めていくため、最終的に抜歯をしなくても矯正治療を終えられるケースもあります。
●矯正治療を円滑に進めるための注意点
矯正治療では様々な装置も使用しますが、1日のうち決まった時間のみ装置をつけ、それ以外の時間は外していただくような場合もあります。そのような装置は保護者の方がある程度管理していただくことも必要ですし、お子さま自身が矯正治療に取り組む気持ちをもつことも大切です。また、歯の表面に直接装置をつける場合は歯と装置の間に汚れがたまりやすく、いつもより歯磨きがしにくくなります。矯正治療中にむし歯や歯肉炎になってしまうことがないよう、丁寧に歯磨きをしていただくことも欠かせません。
●まとめ
今回は子どものうちに矯正治療をするメリットについてご紹介しました。成長期に矯正治療を行うことは、歯並びや噛み合わせを整えるだけでなく生涯にわたってお口と歯を守ることに繋がります。矯正治療にご興味のある方は、お気軽に当院までご相談ください。