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歯列矯正の検査では何を調べる?
こんにちは、西宮アクア歯科クリニックです。
歯列矯正の治療を始めるときに必ず行うのが、検査です。
今回は、歯列矯正の検査についてご紹介します。
●歯列矯正の検査では何を調べる?
歯列矯正を始めるにあたり、まずはお口の中の状態を隅々まで把握する必要があります。そのために行う検査には以下のようなものがあります。
・口腔内写真(お口の中の写真撮影)
・顔貌写真(お顔全体の写真撮影)
・パノラマレントゲン(口と顎全体のレントゲン)
・セファロレントゲン(頭部のレントゲン)
・歯科用CT(3次元的なレントゲン)
・歯の型どり
●たくさんの検査を行う理由
歯列矯正は歯並びを整えるというイメージが強いかもしれませんが、歯並びだけでなく噛み合わせも整えていく治療です。そのため、お顔と歯並び、噛み合わせの全てのバランスを考慮しながら治療計画をたてていく必要があります。そのため、全ての検査は歯列矯正の治療を成功に導くために大切なものです。お子さまの場合は、手根骨のレントゲン撮影もあわせて行い、発育の程度を調べた上で治療計画を立てることもあります。
●歯科用CTとは
CTとはコンピューター断層撮影(Computed Tomography)の略称で、放射線などを利用して物体の断面像を三次元的に描写する検査です。歯科領域に特化したものを歯科用CTといいます。横たわって撮影する医科用CTとは異なり、10~20秒座っているだけで必要な全ての情報を得ることができます。被ばく量もわずかなので安心です。歯列矯正においては、歯科用CTの撮影で得られたデータから埋伏歯(歯ぐきの中に埋まっている歯)の有無や歯槽骨(歯を支えている骨)、親知らず、顎の関節などの状態を確認します。歯科用CTを導入している歯科医院はまだ数%と非常に少ないですが、当院では精度の高い治療を患者様にご提供するためにいち早く導入しております。
●口腔内スキャナー
口腔内スキャナーとは、3D光学スキャナーのことです。お口の中の様子を小型カメラで撮影し、3次元の立体画像としてデータ化することができます。得られたデータはその場でモニター上に映し出され、様々な角度からお口の中の様子を精確に把握することができます。歯列矯正の治療においては、歯の型どりをする際に口腔内スキャナーを使用することがあります。特に、マウスピース矯正ではこのデータをもとにマウスピースを作製します。数十秒のスキャンで型どりが完了するので、一般的な歯科治療での型どりのように型どりの材料でお口の中がいっぱいになって苦しい思いをすることもありません。歯の型どりを憂鬱に思われる方はたくさんいらっしゃいますが、口腔内スキャナーを用いた方法であれば、時間もかからずに苦しくないと好評です。
●まとめ
今回は歯列矯正の検査についてご紹介しました。当院では歯科用CTや口腔内スキャナーのような最新機器を取り入れてデジタル技術も活用しながら、患者様により精度の高い治療をご提供できるよう努めております。
矯正治療にご興味のある方は、お気軽に当院までご相談ください。