こんにちは、西宮アクア歯科クリニックです。

6月4日～10日は、歯と口の健康週間です。

今回は、歯とお口の健康を守るために知っておきたいことをご紹介します。

●歯と口の健康週間とは

6月4日は語呂合わせで「むし歯予防の日（６の「む」と、4の「し」）」です。そのため、6月4日からの1週間を、厚労省・文科省・日本歯科医師会により歯の衛生週間と定められています。1928年から1938年まで日本歯科医師会が「むし歯予防デー」を実施していたことに始まり、様々な形を経て2013年からは現在の「歯と口の健康習慣」とされています。

この習慣は、歯とお口の健康に関する正しい知識を国民の皆様に知っていただくとともに、歯科疾患の病気を予防するための習慣を定着させ、病気の早期発見・早期治療を推し進めることにより歯の健康寿命を延ばすことを目的としています。

●人間の寿命＞歯の寿命？

人間の平均寿命は年々延びており、最新の数値でも日本は平均寿命が84.3歳と世界1位の長寿大国です。しかし、残念ながら歯の寿命は50～60年とされており、加齢に伴い歯を失う人も多いのが現状です。自分の歯が20本あれば食事を美味しく食べられるとのことから、80歳で20本の歯を保とうという「8020運動」も広く提唱されており、それを達成できる人も年々増加しています。歯を失う原因は主にむし歯と歯周病ですが、この2つの病気を防ぐことができれば、歯の寿命ももっと延ばせると考えられています。

●国民皆歯科健診制度の導入に向けて

令和7年度を目安に、国民皆歯科健診制度の導入が検討されています。これは、全ての国民に対してい年に1回の歯科健診を義務付けるものです。この制度が導入された背景には、日本人の歯の健康に対する意識が低く歯科健診の受診率がよくないことや、特に45歳以上の世代での歯周病罹患率の高さなどがあります。むし歯や歯周病などの歯科疾患と糖尿病などの全身疾患には深い関係性があるため、お口の健康を守ることは全身の健康を守ることに繋がります。毎日の食事やコミュニケーションを楽しむためには、歯の健康が欠かせません。

●まとめ

このように、歯とお口の健康を守るためには、毎日の生活の中でむし歯や歯周病といった病気を予防し、定期的な歯科健診で病気の早期発見・早期治療をすることが非常に大切です。

定期健診のご予約は、お気軽に当院までご相談ください。