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口ポカンとしていませんか?(プレオルソ研究会に参加しました)
こんにちは、西宮アクア歯科クリニックです。
3月も終盤に入り、桜の開花予報もニュースで取り上げられる時期となりました。
今日も最高気温は18度とすっかり春の陽気です。
しかし、夜はまだまだ冷え込みますね…。
毎日の着る服にも困ってしまう今日この頃です。
寒暖差が激しいので体調管理には十分にお気をつけください。
先日の日曜日には大阪で行われたプレオルソ研究会に参加しました。
東京で行われているセミナーを博多と大阪にライブ中継して結ぶ面白い勉強会です。
画面が2つ用意され、一つには資料がもう一つには壇上の様子が映されており、大きな支障を感じることなく拝見できました。
保険点数の改定の際に新しく導入された「口腔機能不全」という項目があります。
・口を閉じて鼻で息を吸う
・食べ物を食べる際に正しい姿勢で正しい嚥下を行う
このような事がうまくできないお子様が増えてきており、その対策が国レベルで警鐘されています。
お子様は普段口がぽかーんと開いた状態になっていませんか?
口がポカーンと開いている状態は口で呼吸している状態です。
呼吸は本来鼻で行われます。
鼻にはフィルター機能があり、その鼻フィルターを通して湿った暖かい空気が肺へと運ばれます。
しかし口にはそのフィルター機能がありません。
冷たくてフィルターを通していない乾いた空気が運ばれます。
そのような空気は気管や肺に直接流れこみ、炎症反応が持続します。
結果アレルギー性鼻炎や扁桃腺肥大に繋がり、さらに鼻で息がしづらい悪循環につながります。
「アレルギー性鼻炎で鼻で息ができない」とよくお聞きします。
そのアレルギー性鼻炎を引き起こす原因に鼻で呼吸せず口で息をすることが関与しているので早めの対策が必要です。
また食べ物を食べて飲み込む運動を嚥下といいますがこの嚥下も正しくできないお子様が増えています。
原因は舌の位置と姿勢にあります。
下は筋肉の塊でこの舌が口で息しているとその呼吸する道を確保しようと沈下します。
だらーんと垂れた状態になります。
そうなると正しい嚥下が行われず、舌の使い方がおかしくなります。
また口呼吸するお子さんは姿勢も悪くなりがちです。
プレオルソは鼻呼吸とお口周りの筋肉のトレーニングとして使用します。
その結果、歯は正しい位置に生えそろいきれいな歯並びを獲得しようという装置です。
いわば鼻呼吸を促すことで得られる副産物ということになります。
口呼吸は百害あって一利なし です。
これからも世の中の口呼吸を減らすためにできることから地域に発信していきたいと思います。
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先日は家の近くのだしで有名な居酒屋さんにいきました。
キンキの煮付け、海鮮グラタン…とっても美味しかったです。
お隣さんがちょっとホワイトニングの話をしてたりするとついつい聞き耳だててしまいます。
3月も残りわずか、4月から新生活を迎える方も多いかと思います。
今日もスタッフとともに笑顔で患者様のご来院をお待ちしております。