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インビザラインで使うマウスピースはどのように作られる?
こんにちは、西宮アクア歯科クリニックです。
今回は、インビザラインの治療で使用するマウスピースがどのようにして作られるのかについてご紹介します。インビザラインは薄くて透明なマウスピースを装着して歯並びや嚙み合わせを整えていく矯正治療方法ですが、治療を開始する前に全てのマウスピースが作製されます。マウスピースをつくるには歯の型どりも必要になりますが、どのようにして型どりをするのでしょうか。
●マウスピースをつくるための歯の型どり
一般的な歯科治療では、ピンク色の粘土のような材料(アルジネート)を歯に直接押し当てて歯の型どりをします。材料が固まるまで数分間は口の中に置いておかなければならないため、この方法での型どりに苦手意識を抱いている方も少なくないのではないでしょうか。インビザラインのマウスピースをつくるときには、この方法では型どりをしません。「iTero」とよばれるインビザライン専用の口腔内スキャナーで歯列をなぞるように撮影するだけで歯の型どりができます。型どりにかかる時間も数分で済むので、患者様の負担がこれまでに比べて大きく軽減されます。
●型どりをした後の手順
歯の型どりをした後は、矯正治療を担当する歯科医師が検査結果やデータをもとに治療計画をたてます。患者様のデータと治療計画をインビザラインを提供しているアメリカのアライン・テクノロジー社にデータで送信し、独自のシミュレーションソフトで歯の動きをプログラムします。歯科医師がそれをチェックして最終的な治療計画ができあがったら、マウスピースの作製に入ります。
●マウスピースはどこで作製される?
マウスピースはアメリカの製造ラインで作製されます。治療計画に必要な全てのマウスピースがこの段階でつくられ、一つの箱にまとめられた状態で日本に送られてきます。インビザラインの治療のシミュレーションをしてからマウスピースが患者様のお手元に届くまでには、約1ヶ月ほどかかります(シミュレーション内容に修正が入った場合などはこの限りではありません)。
●まとめ
今回は、インビザラインの治療で使用するマウスピースがどのようにして作られるのかについてご紹介しました。作製したマウスピースは治療開始時に全てお渡しすることになるので、使うときまで紛失しないように気をつけましょう。
インビザラインでの歯列矯正にご興味のある方は、お気軽に当院までご相談ください。