こんにちは、西宮アクア歯科クリニックです。

インビザラインは、アメリカ発祥のマウスピース矯正です。これまでに世界100ヵ国800万人以上の人がインビザラインの治療を受けており、近年人気の矯正治療方法です。透明なマウスピースを1日20～22時間装着して過ごし、マウスピースは1～2週間ごとに次の段階のものに交換して歯並びや噛み合わせを整えていきます。

今回は、インビザラインの治療を始める前に注意しておきたいことをご紹介します。

●すべての症例で適応できるとは限らない

インビザラインでの歯列矯正をご希望なさっていたとしても、全ての症例で適応できるとは限りません。近年は対応でいる症例も増えてきましたが、抜歯をしなければならない症例や重度の出っ歯、骨格のズレが大きい場合などは他の治療方法が適していることもあります。矯正治療の方法については、カウンセリングなどの段階で担当医としっかり相談をするようにしましょう。

●マウスピースの装着時間の自己管理が必要

インビザラインでは、マウスピースの装着時間が非常に重要になります。1日に20～22時間は装着していただく必要があるため、自己管理をしていただかなければなりません。例えば、一日に何度も味見をするシェフやパティシエといった職種の方は、その都度マウスピースを外さなければならないこともあり注意が必要です。

●ワイヤー矯正よりも時間がかかることがある

一般的には、じっくりと歯に力をかけるインビザラインはワイヤー矯正よりも時間がかかるといわれています。したがって、成人式や結婚式などのライフイベントに合わせて矯正治療をしたいという方は、治療にかかる期間を慎重に逆算した上で治療計画を立てる必要があります。いつまでに治療を終わらせたい、というご希望等がある場合は、必ずカウンセリングの際に相談するようにしましょう。

●歯の表面に装置をつけるケースもある

インビザラインでは、歯の表面にアタッチメントとよばれるプラスチック製の突起物を装着することもよくあります。これは、マウスピースが歯にしっかりと固定され、歯を動かすための力がかかりやすくするためのものです。アタッチメントの周りにはプラークなどの汚れがつきやすいため、いつもよりも丁寧に歯磨きをする必要があります。

●まとめ

インビザラインでの治療を検討する前に、治療の特性をよく理解しておくことも大切です。矯正治療を成功に導くために、信頼できる歯科医院選びをし、無料のカウンセリングなども活用しながらご自身に合った矯正治療方法を見つけていきましょう。

インビザラインでの歯列矯正にご興味のある方は、お気軽に当院までご相談ください。